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ドキュメンタリー・ムービー『ショージとタカオ』公式ブログ。 関西・九州・広島での上映決定!
秋、自主上映は目白押し!!
秋の自主上映予定は以下のとおりです。詳細が決まり次第アップいたします。
9月30日(日)~福岡市
10月12日(金)~横浜市
10月13日(土)~青森市
10月14日(日)~岡山市
10月14日(日)~大分市(大分大学)
10月14日(日)~室蘭市
10月20日(土))~岸和田市
10月20日(土)~新潟市
10月21日(日)~上越市
10月26日(金)~柏市
10月28日(日)~札幌市
11月3日(祝)~流山市(江戸川大学)
11月11日(日)~山形市
渋谷・アンコール上映、上映後のミニトークのラインアップ決定!!
「ショージとタカオ」アンコール上映は5月19日(土)~25日(金)連日18:00~20:38です。上映後は連日、ミニトークがあります。本当に10分程度の「ミニ」です。19日はトーク終了後、劇場階下の喫茶店で短時間(夜も遅いので)、ゲストの方を交えた交流の場を用意しました。以下にゲストをお知らせします。

5/19 桜井昌司氏×杉山卓男×井手監督

5/20 谷岡雅樹氏(映画評論家)×井手監督

5/21 井手監督

5/22 種田和敏氏(弁護士/ビギナーズ・ネット)×井手監督

5/23 宅間孝行氏(俳優/脚本家/演出家/劇団セレソンデラックス主宰。現在、テレ朝の「都市伝説の女」に出演   中。脚本家としてはテレビ「花より男子」や映画「愛と誠」(6月公開))×井手監督

   *ミニトーク終了後にもトークイベント
    「冤罪事件とは何か~「ショージとタカオ」から見えてくるもの~」
    ゲスト~江川紹子氏×井手監督
    詳細はhttp://blog.livedoor.jp/fpajintern/まで。
     
5/24 桜井昌司氏×杉山卓男×井手監督

5/25 井手監督
井手監督著『ショージとタカオ』(文藝春秋)本日発売!!
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井手監督が本を出版しました。書名はズバリ!『ショージとタカオ』。構成は映画の展開に沿いながらも、映像に隠されたビミョウなことがら、そして映画製作上の「秘話」など、映画に盛り込めなかった監督のどうしても伝えたかった話が散りばめられています。すでに映画をご覧になった方はもちろん、5月19日から25日までの「アンコール上映」(オーディトリウム渋谷/連日18:00~)をご覧になる予定の方も、是非ご一読ください。身内が言うのもなんですが、けっこう引き込まれますよ。ホント。品切れになる前に、お早めにお近くの書店でお求めください(ソンナコト、アルワケガナイ)。

 書 名 『ショージとタカオ』
 出版社 文藝春秋社
 判 型 四六判並製
 頁 数 246頁
 定 価 1260円(税込)

「ショージとタカオ」都内アンコール上映!! 特別鑑賞券発売中!!
奪われた29年 人生のリターンマッチ!!


 日頃からの「ショージとタカオ」へのご支援、ありがとうございます。
 映画は昨春、新宿と横浜で公開され、その後、全国の劇場で上映され、現在も上映中です。また、市民による自主上映ももたれています。
 この度、布川事件再審無罪1周年を迎えるにあたり、下記の要領で「アンコール上映」を開催いたします。

 場所 オーディトリウム渋谷(渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 2F TEL: 03-6809-0538)
 日程 5月19日(土)~25日(金)
 時間 連日18:00より
 料金 当日一般1500円|大学・専門学校生1200円|シニア1000円|中学生以下500円
 *特別鑑賞券1000円→劇場でお求めになるか上映委員会(TEL:03-6273-2324FAX:03-3226-0826MAIL:shojitakao@gmail.com)まで。

 今回、アンコール上映を企画しましたのは、再審無罪1周年ということともに、昨春の公開時期があの大震災と原発事故の直後ということで、まだご覧になられていない方々には是非観ていただきたいというのがあります。大震災・原発事故の前までは、作品がテーマにしました冤罪事件及び作品へのマスコミの注目にはかなり大きなものがあり、私たちも期待をしていました。しかし、震災後は、報道はすべて震災・原発事故一色となり、加えて電車は止まるは節電やということで、巷はとても映画を観るような雰囲気ではなかったように思います。地味なドキュメンタリー映画にとっては、そのダメージには大きなものがありました。幸い、作品は「キネマ旬報ベスト・テンドキュメンタリー部門1位」「文化庁記録映画大賞」「毎日映画コンクールドキュメンタリー賞」「釜山国際映画祭アジア部門最優秀ドキュメンタリー賞」等をいただくことがでみました。
 無実にもかかわらず29年もの長きにわたり獄中にとらわれた2人の男性の仮釈放後の人生が「リターンマッチ」であったように、映画も昨春の「リベンジ」を期しています。
 是非、まわりの方にお知らせください。
第66回毎日映画コンクールドキュメンタリ映画賞講評
《講評》見ごたえのある力作が並んだ。大震災と原発事故に見舞われた昨年、被災地での記録が注目されたが、携帯の動画機能で撮った短編「槌音」も含め、作品として醸成されるには、なお時間が必要だと感じられた。
 音響デザインの世界の伝説的人物を描いた「アトムの足音が聞こえる」や末期がんの父親の最期の日々を娘が記録した「エンディングノート」も議論されたが、選考委員全員が支持したのは「ショージとタカオ」だった。冤罪(えんざい)となった布川事件のふたりの元被告の、仮釈放以降の14年間に寄り添い、再審開始までの日々、波乱に満ちた生活と行動を冷静に描ききった本作は稀有(けう)な“人間の記録”として評価された。(戸田桂太)
――授賞式会場で配布された『毎日新聞』(2月13日付)第66回毎日映画コンクール公式プログラム、より